MASTERキートン CHAPTER 3 「ラザーニェ奇譚」/STRANGE STORY OF LASAGNE 感想
皆さん気づいていたでしょうか、序盤のフローラがキートンの車に乗っていたシーン。当時は今ほどコンプライアンスがうるさくなかったのか、キートンがシートベルトをしないで出発しています。フランコ(ベルニーニの用心棒)に追われている状況なのでリアリティがありますが、どうでもいい指摘~。
そして、その後のフランコが追いかけてくるシーンを見ましたか?
フランコの走り方が絶対笑わせに来ているとしか思えない。少なくとも元ボクサーとは思えない腕の振り。
あと、キートンとフローラがレストランで食事を終えたあとのシーンを憶えていますでしょうか?
キートンがフローラとともに、待ち構えていたフランコから逃げて、列車に乗り込んで逃げるシーン。あれもよくよく考えるとおかしい。
キートンをとっちめてフローラを連れ戻したいなら、あんなにフランコは堂々と突っ立っていたら駄目じゃないですか? そりゃバレて逃げられるよっていう。
しかし、「フランコってただの間抜けなのか?」というとそうでもなくて、二人の夕食の後の帰り道が何故かわかっていたり、終盤のキートンとフローラが来る道をズバリ当てています。このなんとも言えないフランコのアンバランスさがちょっと気持ち悪い。個人的には、これが一番の奇譚。