宝石の国 #1 「フォスフォフィライト」 感想

なんかタイトルが素敵やん。そんなことで見てみた。

タイトル通り、宝石が主人公の物語。宝石が「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」ってことにならないように、ちゃんと体まで擬人化しています。先人の二の舞を踏まないようにしている点は評価できる。

まだストーリーがよくわかっていないが、襲撃者(宝石泥棒)が月から来るので宝石たちが自衛組織を作って、それぞれ役割(見張り、戦闘員、学者など)を担当しながら地球で生活しているっていう物語。

一話を見た感じだと、これから楽しみな作品だな~という印象。

現実だと月って一生のうちに一回は行ってみたい夢の場所なんですが、この作品では月から襲撃者がくるので、全然月が夢の場所じゃないっていうのが面白い。あと、理由はわからないけど、月から泥棒が宝石たちを襲撃してくるという理不尽さ加減が面白いな~と。

それに加えて、この世界って綺羅びやかな宝石とは正反対で、希望が満ち溢れているようなに感じない。なんかよくわからないけど月から襲撃者が来るし、普段の生活は与えられた役割をこなしていっているだけに見える。しかも、役割として自分がやりたいことをできているわけでもない。かといって、「月からの襲撃者を倒したら、楽しい生活が待っているぞ~」みたいな感じでもない。途中のルチルのセリフとか聞きました?

「過酷で役立つ仕事は、自分の存在に疑問を抱かないためのよく効く麻酔です」

まさに、暗黒郷という匂いがプンプンするじゃないですか~。

そんなこんなで、これからストーリーがどのように転がっていくか楽しみな作品。

フォスフォフィライト

フォスフォフィライト