決定的なエビデンスがある健康のビッグ5を紹介! 「ハーバード医学教授が教える 健康の正解」 著:サンジブ・チョプラ,デビッド・フィッシャー
科学的に証拠があり、お金を掛けずにできるという健康法が5つほど紹介されている。5つを羅列すると以下の通り。
- コーヒーを飲む
- ビタミンDを生成あるいは摂取する
- 運動をする
- ナッツを食べる
- 瞑想する
そして、これらの健康法のエビデンスがひたすら挙げられているのが本書。以下にそれぞれの健康法の効果を1つほど紹介しておく。
コーヒー
4杯飲む人の「死亡率」が16%低い
ジョンズ・ポプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院が、過去に行われていた研究を分析したところ、全く飲まない人と比べて上の結果が得られたらしい。
死亡リスクが16%下がるのは魅力的だが、正直コーヒーを飲む習慣がない人にとっては4杯も飲むのは辛い。無理せず1杯から始めてみるのが良さそう。
他にも3~5杯でアルツハイマー病のリスクが65%低かったや、肝細胞癌リスクの50%以上の低下が示唆された、などなど多数の効果が紹介されている。
今日からコーヒーガブガブですわ。
ビタミンD
「太陽のビタミン」と呼ばれ、日光にあたるだけで体内で生成できるというビタミンD。日光に当たればいいので、実質タダ同然で手に入るものですが、その効果は凄まじい。
減塩よりも血圧を下げる効果が大きい
ある研究者たちによるメタアナリシスの結果、ビタミンD濃度が10%上昇するごとに、高血圧の発症リスクが8.1%も低下したらしい。
ちなみに肌の色(肌の色が濃いと紫外線の吸収が起こりづらい)や肌の露出面積にもよるが、本書では毎日20~30分位日光を浴びることを推奨している。
また、食事やサプリなどからも摂取することができるため、夜型人間や家に引きこもりがちの人でも大丈夫。ただ、サプリの過剰摂取によるビタミンD中毒には要注意。
この他の効果でも、風邪・インフルエンザ予防、骨粗鬆症予防の可能性(ビタミンDはカルシウムの吸収の効率を高める)などなど、これ以外にもたくさんの効果があることが紹介されている。
今日から日光ガンガン浴びますわ。
運動
基本中の基本で言う必要がないかもしれませんが、運動って健康に良かったんですよ!
薬物と同じくらい鬱に効く
デューク大学医療センターの実験によると、重度のうつ病患者を薬物療法と運動療法を行う群にそれぞれ分け、治療を行ったところ、4ヶ月後には同程度の治療効果が見られたらしい(ちなみに、薬物療法の方が効果が表れるのは早かった)。
他にも認知機能に関する効果や、糖尿病リスクを下げたりするなど様々な効果が列記されている。是非他の効果も知りたい人は読んでみるべし。
今日から、運動バンバンやりますわ。
ナッツ
おやつで小腹を満たすのに最適なナッツにも実はとんでもない効果が・・・
心臓発作のリスクが大幅に下る
ロマ・リンダ大学の調査によると週5回以上ナッツを食べた人は、普段ナッツを食べない人と比べて、致死性の心臓発作のリスクが48%低く、非致死性の心臓発作のリスクは半分以下になったらしい(摂取したナッツによる顕著な違いはなかったらしいが、本書では様々な種類のナッツを取ることを推奨している)。
小分け4種 ミックスナッツ 1.05kg (35gx30袋) 箱入り 産地直輸入 無塩 無添加 食物油不使用 (生くるみ33% アーモンド38% カシューナッツ18% 生マカダミア11%)
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この他にも様々な効果があるが、そこは本書を手にとって確かめてほしい。
今日からナッツパクパクですわ。
瞑想
瞑想と聞くと、何かスピリチュアルな印象を受けますが、今は健康に良いという証拠が次々とあがっているらしい。
IQが有意に上昇
全インド医科大学で行われた研究によると、わざとストレスを与えるような経験をさせてから、電気皮膚反応や心拍数、ストレスホルモンの一つであるコルチゾールを測定した結果、瞑想によりIQと認知機能のスコアが有意に上昇し、ストレスレベルは低下したらしい(どんな方法で瞑想を行ったのかは不明)。
ちなみに、本書では瞑想のテクニカルなことには触れていないので、瞑想法は別の本を参照したほうが良いと思います。
とりあえず、今日から瞑想をコツコツしてみる。
以上で、5つの健康法の効果を本書を参考に少し紹介しましたが、本書はここでは書ききれないくらいの効果がずらりと載っているので、すごく気になった人はぜひ書店にでも行って確かめてみてはいかがでしょうか?