現役ファンドマネージャーが語るこれからの投資とは?「一流の投資家は「世界史」で儲ける」

世界史にも、投資にも特別な興味はないが、「一流」という文言に惹かれて読んでみた。大雑把に言うと「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ということを言っている本。世界で過去に起こっていたことを読み解きながら、投資に活かせる部分を学んでいきましょうよ~というスタンスです。

正直、金融の初歩も知らないので、読んでいてもわからない部分が3~4割あった。どのくらいの知識があれば楽しく読めるのかの判断もできないが、私みたいな人はそのくらいの覚悟で読むことになると思う。

ただ、歴史に関する部分は比較的楽しく読めた。特に、日本が鎖国していた当時に、なぜオランダとは通商をしていたのかという件は面白かった。なるほどな~という感じ。

また、投資の部分に関しても、これに将来絶対投資をしろ!的な話もそんなに無く、怪しさもそんなに感じなかった。なので、良心的な本だとは思う(情報の真偽のほどは判断しかねますが)。

そして、投資のことはにっちもさっちもいかない私ですが、保有する資産として日本の銀行に貯金する他にも、様々な選択肢があることを知れてよかった。ほんの一部の資産を金やスイスフランとして保有しておくということが、もしかしたら有事の際役に立つかもしれないんですね。なるほど~。まあそんな資産持ってないけど。

あと、最近(もう古いかな?)話題になったビットコインについても1章割いて書かれている。この部分はよくわからなかったが、デジタル契約書が今後お金の役割を担っていくかもしれないらしい。チェックしておこう。

まとめとしては、一流の投資家になりたいなら読んでもためになることの一つや2つあるのではないでしょうか。ただ、一流の投資家だったら読む必要はありません。

 

一流の投資家は「世界史」で儲ける

一流の投資家は「世界史」で儲ける