小さいけど凄い奴らの本「アメーバのはなし: 原生生物・人・感染症」

 どこにでもいる(人の体の中にも!)という、アメーバについての本。

「そもそもアメーバって何?」というビギナーな私が説明するのも恐縮ですが、大雑把に説明すると、大きさが1~100マイクロメートルのスライムみたいな生き物。基本的に一つの細胞でたくましく生きているらしい。

1章では原生生物の運動や細胞分裂有性生殖などの初歩的な説明がされており、この後に続く2,3章への予備知識が載っている。

2章では、様々な場所にいる原生生物と題してついにアメーバ登場。人に害をなす原生生物(トキソプラズマ)なども紹介されていて、為になった。だが、中学までしか生物を真面目に勉強してこなかった私からすると、専門的な単語が多く、退屈な部分も多くあった(ここまで読んで気づきましたが、専門書疑惑が浮上)。

3章では、1,2章よりも更に深く、原生生物の説明がされている。2章ですでについていけてなかったので、3章はもはや流し読み。’細胞内共生’や’窒素固定’などの単語が出てくる。詳しいことはわからないが、原生生物スゲー。

まとめとしては、アメーバさんに関する詳しい本ですが、少なくとも高校で生物を勉強した人以上の知識層向けの本だと思う。一応、初学者のために1章が割かれているが、ここの知識だけで残りの部分を理解できなくてオーマイガー。まあでも、シストという状態があることや、トキソプラズマアカントアメーバなどのことは知ることができたし、読んでいてアメーバ~となった。

アメーバのはなし: 原生生物・人・感染症

アメーバのはなし: 原生生物・人・感染症