MASTERキートン CHAPTER 16 「永遠の楡の木」/THE ETERNAL ELM TREE 感想

あらすじ

朽ち果てた楡の木の前で佇む老人フェンダース卿。かつて傲慢で尊大だった男はロイズの保険引受人として失敗し、全財産を保証に当てられ無一文になっていた。キートンフェンダース卿の再起を懸けて、息子ロバートへの協力を依頼するが、フェンダース卿とロバートには確執があり・・・。

感想

老いぼれになってしまった爺さんが、再起するところにぐっとくるものがあるかと思いきや、親子の確執を”再起”という形で昇華していくところが見どころの物語でした。

フェンダース卿もさることながら、息子のロバートの屈折具合もなかなか面白かった。ロバートはフェンダース卿に対する憎しみをバネに自身の夢(作曲家になる)を叶えたわけですが、そんな彼のセリフがこちら。

「憎しみだ! 私には憎しみが必要なんだ!!」

人が何かをやるにあたっては、フラストレーションが必要なんでしょうか?

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