MASTERキートン CHAPTER 15 「長く暑い日」 /DOG DAYS 感想
あらすじ
ロバートは偽装自殺で150万ドルもの保険金をせしめていてた。ロバートの身元を突き止め、保険金の返還を催促するキートン。しかし、元特殊部隊に所属していたロバートは軍用犬養成のプロだった。そんなロバートから送られてきた軍用犬に殺されかけたキートンは、犬から逃げようとするが、場所は人気のない山間部。なかなか助けも呼べず、遂に小屋の中に追い詰められてしまった!! どうするんだ、キートン!?
感想
背後からじわりじわりと軍用犬が追いかけてくるのは、なかなか怖くて面白かった(映画の「激突!」と似たような怖さがあった)。
正直、軍用犬育成のプロでも、流石にそこまで訓練はできないようなこと(小屋の中にいるかと見せかけて、小屋の上から襲ってきたり、キートンが仕掛けたトラップに気づいたりしていた)までやってのけてしまうのは、「そこんところどうなのよ?」と思ってしまったが、あの犬がすごい賢いということで納得しておく。
あと、細かい点になりますが、あの犬がキートンを襲うのはなんとなくわかるんですが(家に訪問したときに、キートンの顔を見たのかもしれない)、キートンを連れてきたタクシードライバーを襲ってしまうのはちょっと疑問だった(明らかにタクシードライバーはキートンと一緒に家を訪問していないし、家の玄関までタクシーで来た様子もないのに、どうやってドライバーの顔を確認したのか?)。
手当たり次第に人を殺すということで、命令を出していたのかもしれないが、それもおかしい(キートンは、一旦人が大勢いる町でその犬に会っているが、その時の犬はなんもしてこなかった)。
ではどうやって(そしてなぜ)タクシードライバーを殺したんだろうか? 謎は深まるばかり。
それに、先にタクシードライバーを殺すよりも、先にキートンを殺すのが合理的だと思うんですが(タクシードライバーとキートンはロバートの家から遠い場所で待ち合わせをしており、わざわざキートンを追い越してまで、タクシードライバーを殺すのはちょっと不可解)。
「あの軍用犬は本当に怖いですよ~」というのをキートンを殺さない形で伝える意図があったにせよ、見終わってから不思議に思ってしまった。
まあ、普通に面白かったのでそんなの指摘するのは野暮ってもんですよ。