MASTERキートン CHAPTER 32 「背中の裏街」/A BACK IN THE BACK STREET 感想

今回は、自らを平賀太平の子だという女性香代子が登場した物語でした。

まあ、実は平賀太平の子では無かったわけですが、回想シーンの階段から降りてきた人(顔が出ていた人)は平賀太平本人なのかどうかが個人的に疑問だった。

体格も顔も似ているし、なにより声が一緒。なので個人的には太平本人だと思っているが、どうなんでしょうか。

もしあれが太平本人だとすると、香代子は太平に一瞬あっただけで心の中で本当の父親だと思ってしまったことになる。太平(だと思われる人)の対応は確かに優しさにあふれていたが、たったあのやり取りだけでそこまで思ってしまったとしたら、ちょっとしたホラー(たった一度あっただけで親だと思われたら怖くないですか?)。

しかし、あれが太平がじゃなかったらもっとホラーになってしまうので(もはや背中だけで本当の親だと勘違いされたことになる)、やはり太平説が有力ということで良いのか。

でも、香代子が途中で太平が本当の父親じゃなくてもいい的な事を言っていたので、その説(太平本当に無関係説)でも話の筋は通る。

まあ、難しいことは置いておいて、今回の話は信頼していた男に裏切られ、情緒不安定になった香代子が父親(嘘でもいい)にすがったというオチなんでしょうか。

考えるな、感じろ!!

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