アニメ:あたしンち 第125話 「冷蔵庫のあけかた」 感想
夏でなかなか冷蔵庫の物が冷えなくなったので、冷蔵庫の開け閉めを異常に取り締まる母の話でした。
母が家族に課した冷蔵庫ルールは以下の通り。
- 冷蔵庫を開けて良い角度は20度
- 冷蔵庫を開けっ放しにしていい時間は1秒まで
こんな無茶な制限をしたら冷蔵庫のものなんて取り出せないはずなんですが(現にユズヒコとみかんは全然取り出せなかった)、母だけがものを普通に取り出せるという謎のスキルを発動していた。
実際に母が冷蔵庫のものを取るのに要した時間(冷蔵庫を開けてから物をとり、冷蔵庫を締めるまでの時間)を計測してみると、
タッパに入ったの佃煮・・・約0.18秒
お茶・・・約0.13秒
この人、ただの人間じゃない(早すぎてストップウォッチを押すのが間に合わないので実際はもっと早いと思われる)。
しかも、取り出すたびに「シュッ!!」という風切り音が聞こえ、どうやったらそんな音が出るのかが不思議(ちなみに、どんな音かと言うと、戦闘 Vol.1 | 効果音辞典 - フリー効果音素材ライブラリの風切り音1を派手にした感じ)。
しかし、母の人間業ではない芸当はこれだけではなく、みかんがシュークリームを取り出すのに手間取っていた際に、お手本としてやっていた冷蔵庫開閉テクニックがこれまたすごい。
- 冷蔵庫を約1秒開けて中にあるものを写真のようにして記憶(冷蔵庫の中は物で溢れかえっているため、正確な映像記憶が求められる)
- 冷蔵庫を一旦閉め、取り出したいものの場所を頭の記憶を頼りに見当をつける
- もう一度冷蔵庫を開け(もちろん開ける時間は1秒)、お目当てのものを取り出す
才能の無駄遣いってこういう事を言うんだと思う。
色々とぶっ飛んでいる母のエピソードが満載の話ですが、なかでも一番すごかったのは、最後の最後で扉を勢いよく閉めて冷蔵庫をぶっ壊したこと。
唖然としているみかんとユズヒコを尻目に、「あ~らま~、お~やま~、ど~し~ましょ~」とか優雅に歌っていて、このクレイジー肝っ玉母さんっぷりがまさに狂気の中の爽快感という感じですごかった。