根拠なきお花畑論に終焉を! 「愛国のリアリズムが日本を救う」著:高橋 洋一

ニュースであたかも常識のように報道していることを、歯切れよくバッサバッサと斬っていく様が読んでいて痛快だった。

タイトルを見ればわかりますが、基本的に日本のためになる政策が日本を救う(当たり前ですが)ということが述べられ、そのためには根拠のあるデータを元に議論が行われ、合理的な政策決定に至るべきであることが必要だとの主張が続く。

そして、それを裏付けるかのように、地位・立場関係なく、誰が言って言おうがあるもの(政策など)が合理的であるかどうかをデータを示して批評をしている。

個人的に、最初は”愛国”という単語が入っているため、なにか強烈なことを書いてあるのかと思いきや、そんなことはなかった。単純に言うと、「合理的な政策を行うと、理に適った世の中になる可能性が高いですよ」 ということを主張しているだけに過ぎない本とも言えなくもない。

まとめとしては、感情論のみの政策反対(擁護)は鵜呑みにしてはいけないことがわかる一冊。この本に書かれていることが全て本当だとは保証できないが、少なくとも、普段見ているニュースに対して、「こんな見方もあるのか~」 位の視点は提供してくれる本だとは思う。

私見としては、日本の財政破綻論(日本の借金が1000兆円超あるとかいうやつ)は嘘っぱちというのが斬新だった。テレビで見ていると「もう日本オワター」という感じがしていたが、そんなことはないらしい(本当かよ~)。

そして、この記事を書いている頃、ちょうどYouTubeでこんな動画が・・・。こんな記事見るより、以下の動画を見たほうがよく分かると思う。

気になる人は、チェケラ(1:34:30頃~)。


【DHC】10/31(水) 上念司×高橋洋一×居島一平【虎ノ門ニュース】

動画消去されていますね。いや~しょうがないですけど、本を買ってもらって確かめてもらうしか無いですね~。

愛国のリアリズムが日本を救う

愛国のリアリズムが日本を救う