あたしンち 第91話 「父、全集を買うっ」 感想
今回は、前買った本を読み終わる前に次の本(しかもシリーズ物全巻)を買ってくる父の話でした。
父って第45話 「いつにない父」を見たときからなんとなく気づいていましたが、意識が高い。45話では自己啓発本を読み実行(3日坊主並だったけど)、今回も忙しい毎日の合間を縫って歴史小説を読書(母曰く、読んで5分で寝落ちするらしいが)。後は継続さえ出来れば、幹部昇進支部長就任いい感じだよね。
でも、父は歴史小説よりも常識が付くような本を優先して読んだほうがいいと思う。流石に父が野糞している姿は見たくないぜ~(第6話 「父、はっは」参照)。
ところで、この回はみかんが意地悪する側に回っているという、レア回。
あたしンちでは、みかんが大抵母からの躾(という名の理不尽)を受け、それに反発する展開が多かったですが、今回はみかんが思いっきり嫌がらせをしている(父が本当に本を読んでいるのかを確かめるべく、しおりをぜんぜん違うページに挟んだり、挙句の果てには違う巻にしおりを挟んでいた)。普段母から理不尽なことに耐えているとはいえ、これはひどい。
みかんの嫌がらせによって、難解なストーリーになった小説についていけず、父は寝る前の読書が捗らない&悩みすぎて首を寝違えるという二重苦を背負うことに(でも、この寝違え具合がまた面白いんだな~)。
母と比べてみかんを見ていると普通の女子高校生に見えていますが、ひょっとして、母と比べなければみかんは相当あれな感じに映るのだろうか?