あたしンち 第45話 「いつにない父」 感想

今回は自己啓発本に影響されて一念発起した父と母の物語でした。

第1話~第45話の中で個人的に三本の指に入るくらい面白かった(あと2つは第15話「母、アジアンリゾート」第41話「理想と現実」)。

自己啓発本あるあるを凝縮した作品だったが、母の行動が行き過ぎていて面白かった(テレビは寝て見るから横にして置いたり、どうせ寝るから昼に布団を敷き始めたり無茶苦茶)。

私もたまに自己啓発本を読んで実践してみるものの、結局今まで通りの生活が一番ということで、元の生活に戻ってしまう。

しかし、忘れた頃にまた別の自己啓発本を読んでみたりして、再び自分が変われる気がしてくる(以下ループ)。

そして最近ふと思ったんですが、自己啓発本はマンガのようなエンタメ作品と似ているような気がする。

どういうことかと言いますと、自己啓発本って成功している自分を想像することによって、「この本で生まれ変わった自分になったらどんな風に成功しているのか~」とか考えるのが醍醐味ですが、これって少女マンガを読んで「私もこんな恋愛したいな~」と思ったり、バトルマンガを読んで「私もこんな強いキャラだったらな~」とか妄想しながら楽しんでいるのと変わらない気がする。

つまり、自己啓発本はマンガ。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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