MASTERキートン CHAPTER 28 「アレクセイエフからの伝言」/MESSAGE FROM ALEKSEIEFF 感想

今回は、自由を追い求め、スペイン内戦を駆け抜けた男三人の友情の物語でした。

友人二人から裏切り(センデルには女を取られ、ベラスコには国に密告された)にあっても、二人を許すアレクセイエフの懐の深さに感動した。

ただ、こんなことを思ってしまった人はいないと願いたいですが、最後のベラスコのシーン(花火を小馬鹿にする愛人に対して「この部屋から出て行け!!」というシーン)を見て、

「こいつ賢者タイムだからそんなことが言えるんだろうな~」

とか思ってしまった。それにしても、あの愛人はマスターキートン史上でもなかなかのセクシークイーンだった。

前回の話(今回と同様、男三人友情を描いているが、三人共血みどろの争いをして全滅)があまりにも暗い終わり方をしていたのに対して、今回はすごい救いようのあるエンディングを迎えており、全然違う作品を見ている気分になった。おそらく前回からぶっ続けで見た人は高低差がありすぎてあれがあれしたに違いない。

誰がために鐘は鳴る 上 (新潮文庫)

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