マンガ:アカメが斬る! 第61話~第66話 感想

第61話 援軍を斬る

帝国側のブドー大将軍が討ち取られたということで、革命軍が元気になっている回でした。しかし、革命軍の士気に呼応するようにエスデスが新技(氷を身にまとって空中浮遊)を開発。どこまで奥義を開発すれば気が済むんだろうか。

そして、後半の部分でついにアカメとウェイブが戦うことが仄めかされて終了。アカメ曰く、ウェイブを倒せる算段があるらしいですが、ウェイブの鎧にどうやって村雨で対抗するんだろうか。次の話が楽しみ。

ところで個人的に熱いと感じたのが、前半部分における革命軍と思われる部隊のとある兵士の意気込み。

「ヌマ様の仇を!」

いや~、懐かしいですね。多分、第7話「夢物語を斬る」エスデスに一蹴されて果てた”北の勇者ヌマ・セイカ”のことを指していると思いますが、あの無残な最期を迎えたヌマの仇を取ろうとしている兵士がまだいたことにちょっと感激した。

北の勇者の人望に脱帽。

第62話 過去を斬る(前編)

今回はウェイブVSアカメが見れる回でしたが、帝具同士の争いになると”必ず”どちらかが死ぬと言われているのにもかかわらず、どっちも生還。正直、帝具同士の戦いで死者が出なかったパターンはこれまでもちょこちょこあったような気がするが、「帝具同士の闘いになると”たま”にどちらかが死ぬ!」だとそれもそれで間が抜けるので、やっぱり”必ず”とつけたほうがしっくりくる。どうでもいいけど。

第63話 過去を斬る(後編) 

アカメが帝国側についていた頃の仲間をバッサバッサと斬っており、いつにも増して悲しい話でした。前回、「帝具同士の戦いで死者が出ていない!」とか言っている場合じゃない。

それにしても、アカメが強すぎて帝国側の刺客が相手になっていなかった。やはり”選抜組”の名は伊達じゃないんですね。カイリっていう元アカメの同僚も”超強化薬”を飲んでも、一瞬でスパパパーン(終了)。ただ、超強化薬を飲んで逆に具合を悪くなっているような気がしたのは私だけでしょうか? 飲んだ直後に体中が「ビキビキッ!!」とか言ってるのって副作用満載のヤベーやつだと思うだよな~(目もイッちゃってたし)。

今までの流れとは打って変わって全体的に帝国側が押され気味の回で、こりゃ革命が成就する日も間近だね。やはりブドー大将軍をやっつけたのが大きなターニングポイントだったと思う。

第64話 妹を斬る(前編)

ついに姉妹対決前哨戦。ここまで来るのになんやかんやありましたが、とうとう決着をつける時が来てしまったか。果たしてどっちが勝つんでしょうね~。

アカメを比較的温かい目で姉妹決戦へ送り届けるタツミに対し、クロメを姉妹決戦へ送り届けはさせまいとするウェイブはやはり常識人。ただ、クロメとベットの上でいい雰囲気になりかけているのに行為に及ばないのが玉に瑕(ダガソコガイイ。

ところで、このシーンのちょっと驚いたポイントは、クロメがウェイブとの夜伽を軽く期待していたこと。帝国に育てられてきて性根がどうかしちゃっている少女にも、他人を思慕する気持ちがあることにちょっとした感動を覚えたね。

いくら国が腐って、心がボロボロになっても、人の大事な部分は変わらない。それすなわち、今の体制さえ変わってしまえば、民の活気が戻り、再びみんなで前へ歩んでいける。

Change before you have to.

~変革せよ。変革を迫られる前に。~

全然話は変わりますが、クロメってそこらへんの一般常識は帝国で習っているんですかねぇ・・・。

第65話 妹を斬る(後編)

妹を斬る(必ずしも斬るとは限らない)という感じの話でしたが、アカメが圧倒的に勝ちそうだよね。アカメが八房の傀儡を全員葬ったこともありますが、この作品の続編である「ヒノワが征く!」の単行本表紙にアカメがいるので、クロメの逆転勝ちはおそらくないでしょう!

ところで、序盤はクロメがアカメを押している感じもあり、どっちが勝っても不思議ではない雰囲気でしたが、後々の会話*1を考えると、あのアカメの押されている感じも実はフェイクで、クロメに八房を起動させるための作戦だったような気がしてしまうよね。

この土壇場でも冷静に戦術を練って実行してくるアカメって流石だよね。

P.S.次の話を見る限り、薬で強化したクロメに本当に押されていたらしい。

第66話 因果を斬る

アカメVSクロメの決着が着くかと思いきや、まさかのウェイブがクロメを連れて帝国を去る(革命軍側には付かない)という展開になり、「キェェー!!」となった。死なないと思っている人もあっさり死んでしまう作品なので、アカメとクロメの同時生還は意表を突かれた。

ところで、ウェイブとクロメがイェーガーズを抜けたため、現在イェーガーズはエスデス一人のみというワンオペ状態ですが、こりゃ革命軍側が勝ったも同然じゃね(「ヒノワが征く!」が刊行されている時点で、革命軍側は間違いなく大勝利のはず)。

この際、戦なんて止めてエスデスとタツミも結ばれたらいいのにね(ウェイブとクロメも誘ってダブルデートなんてどうだろう)。

P.S.マインのことを忘れていた自分をぶん殴ってやりたいです。

次回の感想:マンガ:アカメが斬る! 第67話 「晦冥を斬る」 感想 - 南南東の風

前回の感想:マンガ:アカメが斬る! 第56話~第60話 感想 - 南南東の風

*1:クロメ「村雨の威嚇は・・・、私に八房を起動させることが狙いだったんだね」